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2024/05/13 ペーパーレス化推進 |
ロボット系、IT教育系を経たあとに、省エネ計算業務に10数年、携わってきましたが、建築設計業界全般に言えるのかもしれませんが作成した図面や計算書をプリンターで大量に紙出力して審査機関等に提出して訂正されて再出力する場面を多く見てきて、非常に紙を無駄遣いしているように感じました。
さらに、工期中心で急いでいるにも関わらず、必ず紙出力をして、審査機関等に持ち込み、審査する側は、全ての資料を一から見直すことにより、審査期間が長くかかり、工期開始をずらさなくてはいけないという場面も多く見てきて、これほどネットが普及したにも関わらず、アナログ手順を継続していることに疑問を持ちました。 勿論、最終的には紙資料として残すことは大事だとは思いますが、資料作成作業はPC画面上でする事が当たり前になってきたのですから、審査する方も画面上ですることも出来るわけで、毎回、紙出力する必要はないと思いました。 そこで昨年秋ごろに、国へ改善要望を出したところ、早々に内閣府から連絡をいただき、何度かやり取りをさせていただいた結果、今年に入り、いくつかの審査機関ではデータ提出及びPDFチェックバックが増えてきて、紙の打ち出し機会も減り、作業に時間を多く使えるようになりました。 しかし、まだ最終的には紙打ち出しした資料が求められている建築設計業界です。デジタルデータを閲覧できる端末の普及がまだまだですので、全てペーパーレス化となるには、あと数年はかかるのかもしませんが、今後も、ペーパーレス化を広めていきたいものです。 また、ここ最近は3D CADが普及してきて(私はまだ使ったことはないのですが。)、どんどん建物情報の読み取りがわかりやすくなってきた一方で、世の中には、まだまだデジタル化されていない図面が多くあります。 それにより、改修工事等では変更箇所のみデジタル図面を作成する場面をよく見かけますが、建築物の省エネ性向上を求めるには、建物すべてを一度見直す必要もありますし、毎回、文字読み取りが困難な竣工図から情報を拾うのは非常に時間がかかってしまいます。 よって、出来れば工事箇所だけでなく、すべての図面をデジタル化して、転用しやすい形にしておくことが結果的には作業時間短縮となり、よりよい省エネ化検討が出来ると思います。 |
2023/04/06 省エネ計算のこれまでとこれからと |
工学系、教育系の学校から畑違いの建築系に入り、十数年、入力代行として、数多くの省エネ計算をしてきて思った事としては建築設計、建築設備設計業界はこまごまとした変更作業が多く、結果的に非効率な作業になっている点が多々ある印象を受けました。
省エネ計算に関しても、必要な項目が図面に書かれていなかったり、断熱材一つに関しても表記がバラバラだったりしていました。そんな状況において、省エネ計算担当としてまとめるのは勿論のこと、図面の誤字チェックなどを通して、図面描きの底上げの役割もあると感じていました。 数年経ち、ここ最近は皆の省エネ計算に対する意識が高まり、しっかりとした図面を描くようになってきて、更により省エネ化を求められる時代になり、今までのペースでは時代についていけず置いていかれる状況です。 簡略化された計算方法も用意されてきて、省エネ計算としての入力代行の需要が徐々に無くなれば、それはそれで建築担当、建築設備担当の省エネレベルが上がったことになるとは思いますが、省エネ計算は今後も必要なことですので、当たり前のことと感じるかもしれませんが、日々、省エネに関する知識を吸収していきましょう。 省エネ用提出書類は計画書だけでなく、いくつか増えてきて経験不足のことも多々ありますが、その都度、覚えていきましょう。 |
2023/04/03 CAD図の面積拾いをする上で寸法値についてお願い |
入力代行として図面一式を受領し、CAD平面図及び面積表を元に面積拾い図を作成しているのですが、以前、大きなミスをしてしまいました。拾い図を提出したこところ、判定機関から面積表の値と異なっているとのこと。よく見ると平面拾い図や面積表などでズレがあったことに気づかず、面積拾いをしてしまっていました。
拾い直しのため作業時間は二倍かかり、余裕がなくなり値チェックも不完全になり、結局、某大企業の担当者からは、ガツンと怒られ、お仕事を頂けなくなってしまいました。今まではそこまでミスをしたことが無かったのですが、初心に戻り、図面比較、寸法チェックを徹底するようになりました。すると、今まで気づかなかったのですが、寸法線一つ見ても、小数点以下のズレがある図面が結構多く、面積としてみると、そのズレが大きく目立っている例が多々ありました。 省エネ計算では室毎に面積を拾うことが多いため、空調室だけに限らず、全ての室について、寸法及び面積のチェックをしています。少しでもズレがあると、どの箇所かを探すにも時間がかかり、線移動調整にも時間がかかるため、小数点以下第何位まで表現するかを統一して、線を引いて頂ければ幸いです。 |
2023/04/01 代表としてご挨拶 |
学生時代を終えて、設備設計事務所に入り、建築系の知識が全くない私は上司から朝から晩までマンツーマンで指導していただき、数年後に独立して、建築士補助として建築物省エネ法の書類作成等の入力代行をしてきました。
数年ごとの定期的な法改正にも対応させながら、日々、勉強し、受領する計算書、CAD図を整理し、省エネ計算書としてまとめさせていただいています。あくまで入力代行ですので、建築士さんなどのお力になれないことも多いのですが、これまでの先例をもとに助言させて頂きながら、省エネ計算の担当として建築設計、建築設備設計のお手伝いをさせていただいています。 建築物省エネ法は年々、厳しい基準になっており、ここ最近は誰もが建築物省エネ法に詳しくなってきましたが、もし入力に時間をかけたくないかたがおりましたら、お声をかけていただければお手伝いさせていただきます。 |
2023/04/06 はじめに |
ブログページを作ってみました。ブログかコラムか、という話はさておき、日々の業務で気になったことを書き残していく予定です。不適切な記述があればご指摘ください。 |